2016年06月18日

田村善之先生のご講演

知財業界では知らない人のいない北海道大学教授の田村善之先生を,知財ネット北陸支部でお招きし,昨日は,そのご講演をうかがった。
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著作権法には,保守・修理等のための一時的複製(法47条の4)など,妙に細かい規定がある。
これらの規定がどのような力関係に創出されるのかを具体的にお話しいただいた。

一方に,著作権法改正に大きな利害関係をもつ巨大組織がある。
他方に,小さな利害関係しかもたない,しかし極めて多数の一般人がいる。
前者の巨大組織は,自己に有利な政策実現に向けて,積極的な活動を行う。
後者の多数の一般人は,何らの活動も行わない。
(「校庭でアンパンマンの雪だるまを作ること」が著作権侵害でないことを明確にするために,積極的に運動をする人はいない。)

その関係性により,著作権法では現実と乖離した偏った立法がなされるのだ。
「そんなにお話しされて大丈夫なのだろうか」と思うほど実名を挙げながら,具体的にお話しいただいた。
裁判官や立法府の考え方というものも理解でき,実に興味深かった。


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posted by 内田清隆 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 知的財産法
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