2016年09月14日

事業引継ぎ 〜90歳から?40歳から?〜

最近,事業引継ぎに関する案件が増えている。

親族に引継ぐ場合,従業員に引継ぐ場合,第三者に引き継ぐ相手は様々である。
株式譲渡,事業譲渡,合併・会社分割等の組織再編など方法も様々である。
引継ぎといっても,相続の問題,債務の整理,税金の処理など,様々な問題が絡む。
このように,なかなか複雑であるため,「準備は早いに越したことはない。」とよくいわれる。

以前,一代で相当の会社をつくられた90歳の経営者から事業引継ぎの相談を受けた。
息子に事業を引き継ぎたいということであったが,息子は,すでに70歳。
息子と娘婿が会社に入っていたのだが,その息子,娘,さらには嫁いだ娘までもがでてきて,三つ巴の言い争いとなり,手続きは困難を極めた。
90歳にして,しっかりと自分の意見をもち,力強く手続きを進める経営者の態度には感服したが,それでも判断能力は歳相応に衰えており,それがたびたび混乱を招いた。
どうしてもっと早く準備できなかったのか・・・,そんなことを思った。

一方で,ある40歳の経営者から事業引継ぎの相談を受けたこともある。
「自分もいつ何があるかわからないから,今のうちから考えておきたい」ということであった。
息子に事業を引き継ぎたいということであったが,息子は,なんとまだ5歳。
40歳にして,自己が衰えた場合のことを考え,手続きを進めようとする経営者の態度には感服したが,それにしても気が早い。
どうしてそんなに早く準備するのか・・・,そんなことを思った。

遅れれば上手くいかず,早すぎても無駄になる。
とかく,この世は難しい。


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posted by 内田清隆 at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 商取引法