2014年02月10日

映画「カーズ」に見る米国裁判〜「所払い」と「32,000$」

 先日,ディズニー映画「カーズ」のDVDを子供と一緒に見ていたところ,
街を壊した主人公のマックィーンが,刑事裁判にかけられていた。

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カーズ [DVD]  http://p.tl/3G_d

 その刑事裁判では,裁判官のドックハドソンが,「街追放」という判決を出そうとしていたところ,急きょ現れたカルフォリニア出身の美人?女性弁護士サリーの熱意あふれる弁論により,最終的には「社会奉仕命令」という判決が下されたのである。

 アメリカの刑事裁判において社会奉仕命令が出されるということは知っていたが,日本にない種類の判決であり,少し違和感を覚えた。
 それ以上に違和感を覚えたのが,当初出されようとしていた「街追放」という判決である。

 「遠山の金さん」や「大岡越前」では,よく,善良な町民が「江戸所払い=江戸追放」の判決を受けていたが,アメリカでは今でも所払いなどという判決はあるのだろうか?
 そう思い,少し調べてみたところ,「所払い」は現存するようだ。ある弁護士がブログに,最近,「ヒューストンカウンティからの追放=所払い」という珍しい判決を受け,ジョージア州最高裁は,同判決を合法であると維持したと書いていた。
http://www.houstonda.org/houston-county-law-school/banishment-from-houston-county.html
 さすが,アメリカ・・・という思いがする。

 また,それと同時に驚いたのは,サリーの弁護料である。設定からすると,国選弁護人のようであるが,その弁護料は3万2000ドル=320万円以上である。
 日本では,本件のような軽微な案件の国選弁護人の報酬は10万円はしないし,私選弁護人だとしても100万円でもあり得ない額である。
 
 そのようなアニメを見て育つアメリカの子供たちは,裁判に対する考えも日本の子供たちとは違ってくるのだろうなあと思った。


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posted by 内田清隆 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 弁護士雑感