現在私が愛用しているDROPBOXであると無料は2GBまでであるため,かなりお得感がある。
オンラインストレージの抱える大きなリスクの一つは,その運営主体の倒産による情報の消滅だ。しかし,グーグルであれば簡単に倒産しないだろうと信用されるだけのブランド力があろう。
そう考えると,愛用者としては,DROPBOXの今後が心配である。
とはいえ,なかなか,仕事では,オンラインストレージなどのクラウドは使いづらい。
法律的には,クラウドの利用が,個人データの「委託」にあたり,個人情報保護法22条に基づき,本人の同意がいるのではないかという問題がある。
また,本人の同意がいらないとしても,クラウドサービス事業者の必要かつ適切な監督が求められる可能性もある。しかし,グーグルを適切に監督することなど実際上不可能だ。
しかしながら,私が実際上,活用できない理由は,そのような法律的な問題点ではない。
一番,気になるのは,セキュリティーだ。
友人からは,「個人が保管するより,グーグル等のクラウド事業者に保管してもらった方が安全だよ」と言われた。しかし,何の保証もしてくれないクラウド事業者に極秘データを預けるというのは,やはり抵抗がある。
さらに,気になるのが,人的な問題である。IDとパスワードが盗まれてしまえば,グーグルに落ち度はなくとも,一瞬にして,すべての情報が奪われてしまう。
「●●社は近く破産する」「●●は過去に重大な犯罪を行ったことがある」・・・,そんな法律事務所がもつ機密情報が私の事務所から一瞬にして流出するかもしれない。そう思うと,なかなか利用に踏み切れない。
これにしても,クラウドを利用しなくても,泥棒に入られることを思えばあり得ることなのであるから,合理的に考えると,クラウドを利用しない理由にはならないのかもしれない。
しかし,理性ではそう思っても,不安を覚えてしまう。
毒見をさせるようで卑怯な気もするが,多くの会社が導入するようになり問題が生じないようであれば,私も仕事でもオンラインストレージの導入を検討することにしよう。
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